こんにちは!のかです。
外の風がすこしひんやりして、空が高くなる秋。
今日は「お月さま・実り・森のまつり」をキーワードに、
年齢別で秋に読みたい絵本をまとめました。
むずかしく考えず、親子で「わぁ、きれい」「おいしそう!」と感じる時間をいちばんに。
・色と音:黄・赤・茶など“秋色”や、リズムのある言葉を。
・体験とつなぐ:お月見/遠足/芋ほり/木の実ひろいの前後に。
・短め→じっくり:最初の1冊はサクッと、次に物語でしっとりも楽しい。
0〜2歳(短文・くり返し・はっきり色)
『おつきさま こんばんは』
内容:夜空に浮かぶおつきさまに、ごあいさつ。
対象年齢:0〜2歳
ポイント:黒い夜空に“にっこり”の月。寝る前の秋の定番。
長女が0歳の頃から読んでいる絵本。白く大きなお月様は、ほんとうに光っているように堂々としていてとてもきれい。今でもお月様に雲がかかると、子どもと一緒に「どいてよ〜」と言い合います。
『くだもの』
内容:りんご・ぶどう・なし…秋の果物が「さあ どうぞ」。
対象年齢:0〜3歳
ポイント:思わず手がのびる瑞々しさ。指さし&ごっこが自然に始まる。
絵の美しさはもちろんのこと、洗って食べやすく切って器に持って、「どうぞ」と差し出される「相手を想う温かさ」に、読むたびに感動する。ぶどうや柿、早く食べたいね〜と話していたらあっという間に秋。もう食べられるよ!と答えたときの子どもの顔はとっても嬉しそうでした。
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『やさいさん』
内容:土の下から“すっぽーん!”と抜ける、収穫のワクワク。
対象年齢:2〜4歳
ポイント:くり返しのリズムでニコニコ。畑や直売所に行く前後に◎。
やさいは土の中から出てくる、すっぽーんと。読んでいても見ていても気持ちのいい絵本。著者のはっきりした絵柄とわかりやすいリズムある言葉で、小さな子どももついつい夢中になってしまう。
3〜4歳(予想→発見・会話がはずむ)
『さつまのおいも』
内容:力もちで元気いっぱいのおいもたち。
対象年齢:3〜5歳
ポイント:おいもは土の中でどう暮らしているの?ファンタジーなのになんだかリアル。
おいもは土の中で人間に引っこ抜かれるためにいるわけではない!こんなふうに過ごして、そして最後は⋯!?今までにない視点から描かれたおいもの生活ぶりがリアルで楽しい。近所の図書館では秋になると人気で借りられず、季節外れに読むことになったので、早めに探すと◎
『14ひきのあきまつり』
内容:14ひきのねずみたちの森から始まる秋まつり。
対象年齢:3〜6歳
ポイント:ページのすみずみまで“秋”。ながめ読みが楽しい一冊。
落ち葉だらけの森の中で、今回はかくれんぼを楽しむねずみの家族たち。いなくなるろっくん。なんだか不安な気持ちが、肌寒くなり冬を迎える「秋」とぴったり重なって、シリーズの中でもちょっと雰囲気が違う今回の作品。紅葉の美しさは、見開きで飾っておきたいほど。
『いもいもほりほり』
内容:3びきのぶたが、いもほりを手伝うお話。
対象年齢:3〜5歳
ポイント:リズムのよい掛け声で耳に残るセリフ。
支援センターで出会ったこの絵本。リズムのいい特徴的なセリフが耳に残り、2歳だった次女も大ハマリ。以来、長女も一緒に歌いながら何度も何度も繰り返し読みました。秋になると、おいもが食べたくなり、そして読みたくなる。
『おべんとうばこのうた』
内容:遠足の秋にぴったり。歌に合わせておべんとうを作ろう!
対象年齢:2〜4歳
ポイント:手遊びで参加しやすい。遠足やお弁当づくりの前に。
わらべうた絵本は、歌いながら読むことになるので、無条件で読む側も子どもも楽しくなる。ついつい手が動いたり、読み終わったあとも一緒に遊べるのがいい。どんどんおかずができあがり、あっというまにお弁当が完成!秋の気持ちのいいお天気の下で、おべんとうを広げたくなる。
5〜6歳(物語に浸る・秋の行事を味わう)
『おおきなおおきなおいも』
内容:「おいもといえば」代表的な本。
対象年齢:4〜7歳
ポイント:読後に大きな紙でおいもの絵が描きたくなる一冊。
「いもほり遠足」へ出かける方、雨になって中止になったらどうする?先生の声がけと、園児たちのアイディアが素晴らしい。ひとしきり遊んで、お料理して食べて、最後は⋯!おいもを掘るだけでなく、一連の流れが「秋の体験」として心に残る。そして、お約束の「大きい紙にお絵かき」は最高に楽しい。
『ちいさいおうち』
内容:季節がめぐる中で変わらないちいさいおうち。
対象年齢:4〜7歳
ポイント:自然の描写がとびきり美しい。じんわり余韻が残る名作。
なんと70年以上も前に作られた絵本。季節の移ろいや美しい自然が、人の手によってどんどん変わっていく様子をずっと見ていた「ちいさいおうち」。時の流れを少ない言葉と美しい挿絵で表現している。「昔を懐かしむ」気持ちが、子どもたちにはどう映っているのか気になるところ。
『どんぐりむらのぼうしやさん』
内容:どんぐりむらに住む帽子屋さんたちが、ちょっと遠くへ旅するお話。
対象年齢:3〜6歳
ポイント:読後はどんぐり&葉っぱ工作へ一直線。
どんぐり村シリーズはどれもほっこりやさしい雰囲気で、子どもたちもよく選んで読んでいる。少し長めなお話もあるので、のんびり絵を眺めながら見るのが好きな子には、細かい絵をじっくりと堪能できるのでおすすめ。支援センターや図書館にもよく置いてある。
『くすのきだんちのあきまつり』
内容:くすのきだんちや、森の住人たちが秋祭りを楽しむ。
対象年齢:4〜7歳
ポイント:秋の収穫祭のお祭りのため、夏祭りとは違った雰囲気を楽しめる。
くすのきだんちのお話は、みんながそれぞれ役割を担い、性格も違うけれど、管理人のもぐのおかげか、仲良くのんびりと暮らしている雰囲気が最高。長女も私も、「ここに住みたい」が合言葉になっている。今回はクールなきつねさんがひょうきんな一面を見せてくれるところが個人的な高ポイント。なお、夜行性組は夜におまつりへ出かける。
『パパ、お月さまとって!』
内容:子どもに頼まれたパパが大きな月をとりにいく、しかけも楽しい一冊。
対象年齢:3〜6歳
ポイント:空に浮かんでいるおつきさまと遊んだらどうなる?終わり方も素敵。
大きくひらくしかけのページはとても印象的。おつきさまに届くほどの長いはしご、そしておつきさまの形が見るたびに違う理由も、この絵本ならではの表現。エリックカールのカラフルで大胆な絵が大人も子どもも引き付ける。
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30秒でできる秋あそび
・おぼんお月見:おぼんに水を張り、お月様を映す
・落ち葉の王冠:拾った葉をテープでつないで“秋のぼうし”
・大きなおいも制作:新聞紙をねじって束ね、紫の画用紙で包む
「おぼんお月見」は、
福音館書店の「ちいさなかがくのとも」2021年9月号発行の「じゅうごやおつきさま」という絵本に載っています。
福音館書店公式ホームページ
品切れで売っていないこともあるので、
近くの図書館だと見つかるかもしれません。
この絵本のおかげで、お月見あそびが広がりました。
秋は発見の多い季節
秋は気温も涼しくなり、
公園やキャンプ、森など
自然と触れ合う遊びが楽しくなる季節。
豊かな自然の恵みに触れたあと、おうちでぜひ絵本を読んでみてください。
今日見たり感じたことをお互いにお話したり
ファンタジーの世界へもっと深く入り込んで行けたり。
いつもの絵本の時間が
もっと濃く深いものになると思います。
ぜひ楽しい絵本の時間をお過ごしください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

