こんにちは!のかです。
子どもって「おばけ」が出てくると、
ちょっと怖がりつつも興味津々になりますよね。
「もう一回読んで!」と言われてびっくりすることも!
おばけ絵本は、ただ怖いだけでなく
「ユーモア」や「想像の世界」を広げてくれる存在。
ドキドキとワクワクが混ざり合う時間は、
親子の会話もぐっと広がります。
今回は2〜6歳の子どもにおすすめしたい
「おばけ絵本」定番5冊+ユニーク4冊、合計9冊 をご紹介します。
(作者名は敬称を省略しています。また文と絵が別の方の場合は作者名のみ表記しています。)
定番の「おばけ絵本」5選
1『ねないこだれだ』(せなけいこ)
- 内容:夜更かししている子のもとに、おばけがやってくるお話。
- 対象年齢:1歳〜
- ポイント:リズムよく繰り返す言葉と見やすいシンプルな絵で伝わりやすい。
◎著者おすすめポイント
初めて見たときはトラウマになるんじゃないかと思ったが、『子どもの「怖いけど見たい」という好奇心を育ててくれる絵本』ということを知り、作者の意図をきちんと知るのは大切なことだと思った一冊。子どもたちはここからおばけ好きに成長。
2『おばけのてんぷら』(せなけいこ)
- 内容:料理好きなうさこが揚げたての天ぷらを作る。そこにおばけがやってきて⋯!?
- 対象年齢:2歳半〜
- ポイント:上手に天ぷらを作るうさこが満足そう。においにひかれてやってくるおばけがかわいい。
※実際にこの流れで何度も作りました。
◎著者おすすめポイント
せなけいこさんのおばけ絵本は他にもあるが、食べ物がテーマなので子どもも親しみやすい様子。当時2歳の次女がハマり、「ころもをさっとかきまぜる」ところをお手伝いしてもらいました。うさこはおっちょこちょい。
3『ばけばけばけたくん』(岩田明子)
- 内容:おばけの「ばけたくん」が食べたものに変身しちゃう!という楽しいお話。
- 対象年齢:2歳〜
- ポイント:リズムの良いことばが心地よく、次はどんなふうに「ばけて」しまうのか、ページをめくるのがワクワク楽しい絵本。
◎著者おすすめポイント
小さい子が楽しめるリズミカルな展開で、何度読んでも楽しめる。シリーズがたくさんあるので、「これ読んだことある!」と絵本が好きになるきっかけにもなりやすい。
4『おばけでんしゃ』(内田麟太郎)
- 内容:夜の線路を走る、不思議で楽しい「おばけ電車」。乗ってるのはなんと⋯!?
- 対象年齢:3歳〜
- ポイント:文は少ないが絵が細かく、知っている妖怪を探したくなる。
◎著者おすすめポイント
日本のおばけ、妖怪たちが電車に乗っている。見た目は不思議だけど、「なんで目がひとつなのー!?」とか、子どもは全然怖がらない。自分が知らないところに、こういう世界もあるのかも⋯と、想像力をかきたててくれる絵本。
5『おばけパーティ』(ジャック・デュケノワ)
- 内容:おばけたちが楽しくパーティーをする、カラフルでユーモラスな絵本。
- 対象年齢:3歳〜
- ポイント:光や色の変化が楽しく、読み進めるごとにワクワク感が広がります。
◎著者おすすめポイント
このおばけたちは白いシーツをかぶったような、まさに「絵に描いたような」おばけたち。食事を楽しんだり、怖がったり、かわいらしさが勝ってしまう様子に惹かれる。
ユニークで記憶に残るおばけ絵本 4選
『おばけかぞくのいちにち』(西平あかね)
- 内容:おばけのたろぽう・さくぴー家族の一日を描いたお話。夜早くに起きる。
- 対象年齢:3歳〜
- ポイント:おばけなのに自分たちと同じような暮らしをしているところが、親近感が湧いて楽しめる。
◎著者おすすめポイント
人間の世界とくらべて読み進められる点が楽しい。おばけが身近に感じ、友だちのように感じられる絵本。人の子どもと変わらない点がとてもかわいらしい。もちろんおばけとしての特徴も際立っており、キャラクターの個性もそれぞれ楽しめる。
『おばけのジョージー』(ロバート・ブライト)
- 内容:ホイッティカーさんのおうちに暮らす小さなおばけジョージー。でもある日、家を出ていかなければならなくなり⋯!?
- 対象年齢:3歳〜
- ポイント:おばけだけど、人を驚かしたりなどしない、やさしいジョージー。
◎著者おすすめポイント
おばけを「怖い」存在ではなく、「弱さを持つキャラクター」として描いているのが魅力的。安心して一緒に楽しめる作品。「ホイッティカー」も、口に出して読んで楽しい。また、日本語訳が自然で読みやすい。
『ばけものつかい』(川端誠)
- 内容:おばけが出ると噂の屋敷に越してきたご隠居さん。怖がるどころか、おばけたちを家事に駆り出してしまうお話。
- 対象年齢:5歳〜
- ポイント:落語のリズムで語られる展開が小気味よく、読み進めるのが楽しい。
◎著者おすすめポイント
落語のユーモアがぎゅっと詰まった一冊。子どもも大人も引き込まれてしまう、ちょっと変わったおばけ絵本。
もっと文字が少なく、
小さい子でも楽しめるのはこちら!
おばけの困り果てた様子がかわいらしく、
楽しく読み進められます。
『おばけと友だちになる方法』(レベッカ・グリーン)
- 内容:もしおばけと友だちになったら? どんなふうに過ごす?というユーモアと温かさのある絵本。
- 対象年齢:4歳〜
- ポイント:怖い存在と思われがちなおばけを、親しみやすい「ともだち」として描く新鮮さ。
◎著者おすすめポイント
「おばけと友だちになるには、まずこんなふうにします」と淡々と、そして堂々と説明されるところがおもしろい。怖がりな子も安心して楽しめて、想像力がぐんと広がります。
好奇心を育ててくれるおばけ絵本
おばけ絵本は、
怖さと楽しさを行き来しながら、子どもの想像力や感受性を豊かにしてくれる大切な存在。
おばけのキャラクターを通して
「怖いけど面白い」「不思議だけど親しみやすい」と感じられる体験は、
子どもにとって心に残る思い出になります。
ぜひ気になる作品から手にとって、お子さんと一緒にドキドキ・ワクワクを味わってみてください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

